『孤独な夜を己の限界をこえろ』行橋別府100キロウォーク

こんにちは!!私は、地域創生学群に通う2年生の者です!!

今回は、10月12日(土)から10月13日(日)の二日間にかけて行われた、私が参加したちょっとした挑戦について書かせていただきます!!それは、福岡県の行橋市から別府までをノンストップで歩くイベント。その名前は『行橋別府100キロウォーク』!!

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行橋別府100キロウォークとは?

イベントの名前の通り、100㎞をただひたすら歩く!!道中決して走ってはダメ!!「ただひたすら、黙々と100㎞歩く」それがこの行橋別府100キロウォークです!!参加者の数なんと3,700人以上!!ゼッケン番号もちゃんとつけて、大会運営側が用意したGPSもついているかなり本格的なウォーキングイベントになっています!!歩く前には、開会式もありこれもめちゃくちゃ楽しいんです!!

また、この合計で100キロを歩くのに制限時間もあります。 ゴールまでは、スタートからの合計で26時間以内にゴールしなければ失格となってしまいます。ちなみにゼッケンの色は以下のように分かれています。今回の私のゼッケンの色は黄色でした!!

●青色のゼッケン⇨初めてこのイベントに参加する方
●黄色のゼッケン⇨2回目以降の参加者(20時間以上の完歩、もしくは未完歩)
●白色のゼッケン⇨2回目以降で合計タイムが20時間を切った事がある方

なぜ参加するのか?

今回のイベントに出ることを知人や友人に伝えると、「なんで、100Kmも歩くの?」「よくそんな大会に出るね!?私なら無理〜」という声がかなりありました。確かに冷静になって考えてみると100キロも歩くのはキツイなと思って、中々「歩いてみよう!!」とは思わない方が多くいるのではないかと思います!! 私もこのイベントの存在は、元々北九州市の出身であったのでよく知人が出ていたで知ってはいましたがその時は、自らが出る姿は想像だにしませんでした。(笑)

そんな中、出てみようと思ったきっかけは昨年(2023年)の5月に私が大好きな「キャリア・デザイン」という「人の生涯設計を支援するための学問」を教えている本大学の見舘教授の講義で、『越境学習という、今でやった事がないことをして、自らの殻を破ってみてください』という言葉を聞き、その後に教授から「一番やり易いのは、履歴書にも書ける『行橋別府100キロウォーク』でしょうね」という言葉を聞いたのです。そこで、近くにいた友人と『越境学習にもなるし、楽しそうだし、ただ歩くだけだから練習したら行けるのでは?』と半分勢いとノリで参加することを友達と話して参加することを決意しました。

しかし、1年前の2023年度の大会ではなんとか完歩したものの、目標としていたタイムに遠く及ばず、かつ左足を肉離れした状態で歩き続けたので完歩した後は即入院でした(笑)。なので、昨年の悔しい思いを挽回したく、今年の2024年の大会に応募することをまた決意しました。

どうやって完歩したのか?

日本に今、ウォーキングの大会は、一般社団法人日本ウォーキング協会が関わる大会だけでも年間3,000あります。その中で100㎞を越す長距離大会は約30。その中で行橋別府100キロウォークには、どのような特徴があるのか、特に『コース』について簡単に紹介します!!

コースは大きく3つのステージがあります!!前半のスタートの行橋市から約36㎞地点に位置している中津にあるチェックポイントまでを私は『前半・ごちゃごちゃの部』と呼んでいます!!ここまでのステージは、比較的なだらかでスタート時間である昼の13時から多くの人は夜の19時〜21時ほどに通過します。ここまでは、前半部分という事と直前まで開会式があったことによる興奮している事があり、かなり人が多くごちゃごちゃしていました(笑)。

次のステージは、私が『中盤・夜の部』と名付けた部分です。中津を過ぎてから、日が落ちて少し寒くなってき始め、人もまばらになってくる36㎞から、61㎞地点の宇佐にあるチェックポイントまでの部分です!!本格的に全国に数多くある100キロウォークの魅力がでてくるのはここからだと私は、勝手に思っています!!「前半・ごちゃごちゃの部」とは違い夜に歩くという点と段々と坂道が増えてくる点、更に30㎞を歩いてきて少しずつ足に疲労が溜まってくるという点がこからのコースの魅力です。そして、61㎞のチェックポイントを過ぎると大きく3つの坂が続きます。61㎞から78㎞まで、標高15mから177mまで一気に上がって降りていく『立石峠』、その直後にあるのが、傾斜度が14%もあり、7つの曲がり道を通る『七曲り峠』、そして、2つの峠を越えた後にやってくるのが、別府に行く前の最後の試練『赤松峠』。これらの3つの坂のキツさと真夜中ということもあり、多くの参加者の体や精神を蝕んでいきます。去年一緒に参加した友人は、この中の一つ目の坂でリタイアしました。

ここまで、散々体も心もボロボロとなった参加者を待ち受けるのが『後半・地獄の別府湾』と私が名付けたコースです。3つの坂を超えた後に、いよいよゴールの別府の街並みが見えてきますがゴール自体は、別府の中心地、、、別府の入り口である別府湾を挟んでゴールが見えますがその距離20㎞💦 「着きそうで、まだ道は遠い」という思考を繰り返しながらラスト20㎞をひたすら歩くコースです。

これらの3つのコースをただひたすら歩くのはとても大変でした。でも、この限界に挑戦しないと見えない景色があると思います。ギリギリまで自分の体と精神を痛め付け、「もうこれ以上無理だ」と思っても頑張ろうとした際に新しい自分が見えてくると感じました。

己の限界を超えても挑もうとすると自然と「自分ってなんでこんな事をしているのだろう」と自分を見つめていきます。そうやって自分と向き合う事でしか、見えてこない景色があると思います。

今年の私は、去年の悔しさを挽回するために一緒に歩く友達を見つけて、一緒に対策をして、一緒に練習してきました。そして、今回のイベントでは私は友人となんとか完歩を達成して、二人とも19時間6分でした!!

今回の北九州市立大学から参加して完歩した学生は14人中なんと14人!!全員が見事に完歩したのです!!この限界に挑戦する思いを大切にしてこれからの大学生活や就職活動に向けて懸命に励んでまいります!!

如何でしたでしょうか? このように北九Realでは、学生が行った体験を学生自身で随時更新していきます!! また、楽しみにしておいてください!!

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