スタディーツアー タイ編

皆さん、こんにちは。地域創生学群2年のTです。私は、8月30日から9月5日までの1週間見館教授のタイのスタディーツアーに参加しました。今回はその際に体験した事だったり、感じたことだったりを書いていこうと思います。

目次

はじめてのタイ、はじめてのタイ飯

私たちがタイに出発する予定日だった日は、台風10号が福岡県に直撃すると予報されていた日でした。

本当に私たちはタイに行くことができるのだろうかと不安を抱きながら当日福岡空港に集合すると、私たちが乗る飛行機だけ欠航しておらずタイに行くことができました。

タイに到着すると日本の夏と同じようにジメジメとした暑さでしたが、タイに無事到着することが出来た喜びやこれから始まる一週間のスタディーツアーへのワクワク感があったため、ジメジメした暑さが嫌に感じませんでした。

タイについて一番初めに食べた食べ物は「カオマンガイ」でした。カオマンガイのおいしさに感動し、タイにいる期間で5回食べたのは渡航していたメンバーの中で私くらいだと思います。

バンコクでの出来事

バンコクには最初の2日間滞在しました。

タイで有名なワット・プラケオ(エメラルド寺院)やウィークエンドマーケットに行きました。ウィークエンドマーケットではスコールに合い、タイからの洗礼を受けました。また、ウィークエンドマーケットにはタイパンツが沢山販売しておりタイパンツに魅力を感じ、7枚ほど購入してしまいました。

バンコクで、コインロッカーを使用する際は注意が必要です。日本のロッカーと同じだと思ってはいけません。私は、コインロッカーに荷物を預け支払いを行う際にお金が丁度なかったため、お釣りが出るようにロッカーにお金を入れました。しかし、コインロッカーからお釣りが返ってくることはなく、私はそこで400バーツ(1,600円)をロッカーに食べられてしまいました。次行くときはこのような事を起こさないようにしようと思い、いい勉強代になりました。

メ―ソートでの活動part①

私たちは3日目に、メ―ソートという地区に移動しワークを行う準備をしていました。メ―ソートについた初日は、ミャンマー国境付近にあるリムモエイ市場という場所に行きました。そこは、バンコクで行ったウィークエンドマーケットとは違い地元の人たち訪れる市場でした。そこには、鉱石であったり、ミャンマー付近であることからミャンマーのお土産であったりも販売されていました。

リムモエイ市場はタイ人だけでなく、タイに避難してきたミャンマーの難民の方々もそこでものを販売しています。販売をしているとはいえ、同じ場所で同じように店を出すことはできないためワイヤーのようなもので区切られた国境の外側でミャンマーの方々はたばこやお酒などを販売していました。

メ―ソートでの活動part➁

4日目の午前中に私たちは、ニューブラッドスクールと呼ばれるミャンマー難民の子供たちが通う学校へ訪問しワークを行いました。そこには、ミャンマーにいた際に親が政治である子供が、幼稚園児くらいの年齢の子供から上は高校生まで多くの年齢層の子供たちが学校で授業を受けていました。

私たち大学生を幼稚園チーム、小中チーム、高校生チームに分けそれぞれの年齢に合わせた日本で考えてきたワークを行いました。幼稚園児チームは折り紙を折って大きな魚を皆で作るワークを行い、小中チームは折り紙やフルーツバスケットのような日本で小さい時によく遊んでいたゲームを行い、高校生チームは日本の祭りを法被を着たり、盆踊りを踊ったりして体験してもらう疑似おまつり体験を行いました。学校の子供たちは終始笑顔で楽しそうにしていて、学校の先生からもありがとうとお礼を言ってもらうことが出来ました。

5日目にはミートゥンスクールと呼ばれる難民学校にも訪れました。ミートゥンは4日目に訪問したニューブラッドとは異なり、両親が共働きで働きに出かけないと生計を立てることが出来ない家庭の子供たちが多く通っています。そこでは一緒にダンスを踊ったりじゃんけん列車をしたり、折り紙を折ったりしました。お昼には学校の校長先生が作ってくださったミャンマー料理も食べ、有意義な時間を過ごしました。

感想

タイのスタディーツアーに参加してみて、私は幸せの価値観について考えさせられました。タイでミャンマー難民の人々と関わるまでは、自分の国で生活できないことについて、きっとしんどい思いをしているのだろう、学校の子供たちも心に傷を負っていてあまり笑顔ではないのではないか、そんなことを思っていました。ですが、実際に関わってみると子供たちは日本にいる小さい子供たちと何ら変わりない無邪気であどけない笑顔を向けてくれて、私たち大学生と一緒に遊んでいるときも子供たちだけで遊んでいるときも、とても幸せそうでした。幸せのベクトルは人それぞれ違うということをこのスタディーツアーを通して身をもって学ぶことが出来ました。観光を目的ではなく、普段なら見えない部分に目を向けるスタディーツアーに参加して良かったなと思います。

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